今回のテーマは「楽市・楽座」
ちゃんと理解してます?
前期の定期テストでこの範囲が出る中学校がかなり多いので、学校でやった人は要注意です!
インターネットでは、難しい用語など使って(正しく)書かれているのが多かったので、
中学生にもわかるくらい簡単に説明していきます!
(多少間違っている説明もあると思います。詳しい方、ご指摘お待ちしてます!)
1-1 『楽市・楽座』の狙い、行った理由
2-1 実際にどんなことを行ったのか
3-1 『楽市・楽座』とセットで覚えておきたいこと
p.s 今回の歴史から学べること⁉︎
1-1 まず信長の狙い、行った理由は?
2つあります。
①城下町をにぎやかにするため
②敵対勢力の力を弱めるため
ではそれぞれ見ていきましょう。
①城下町をにぎやかにするため
この当時、城下町の中でも、特定の場所(市場)以外では商売ができませんでした。
また『座』と呼ばれる一部の人々が、商売をする人から、
営業をするための税金を払わせていたのです。
商人の負担が大きく、利益も少ない。
このような状況では商人はどんどん辞めて、
お店はどんどん少なくなってしまいます。
「このままではまずい、、、」
と信長は動いていきます。
②目的の2つ目は
敵対勢力(信長の敵)の力を弱めるため。
先ほど言ったように
"また『座』と呼ばれる一部の人々が、商売をする人から、
営業をするための税金を払わせていたのです。"
この『座』と呼ばれる人々。
商人に払わせた税金を、権力者(えらいお坊さん等)に渡すことによって、権力者に守ってもらっていたのです。
この権力者のことを
良く思わなかった信長は彼らの経済力を奪うために、対策をとっていきます。
2-1
では、「実際に織田信長はなにをしたのか」を見ていきましょう!
今回のテーマである「楽市・楽座」。
「楽市」と「楽座」に分けて見てみると、簡単に理解できると思いますよ!
ちなみに「楽」=解放っていう意味です!
①楽市=市場をなくして、どこでも商売できるようにした
②楽座=座の特権をなくして、新しく商売を始めやすくした
①「楽市」=市場からの解放!
商売をする場所は市場だけ、と制限されていたものを解放し、
城下町の中はすべて商売OKにした!
場所がどこでもOKになったので、
商売をする人が増えていった。
②「座」の特権をなくした
・商人が営業するための税金を払わなくてよくなった。
今まで払っていた税金の分、商人の利益が増えた。
・一部の人達(「座」の人達)で独占していたものを解放した。
例えば、サッカーボールを売るとしよう。
ナイキとアディダスが「座」に入っていて、
『サッカーボールを作るには「座」(ナイキとアディダス)の許可が必要』というルールを作った。
この2人は、ほかの人達がサッカーボールを売るのを許すだろうか?
許さないだろう。
なぜなら、ライバルが増えるから。
売り上げが減っちゃうから。
「座」の特権をなくすことで、
新しく商売を始めやすくなった!
3-1「楽市・楽座」とセットでやったこと
→関所の廃止
ほかの街に住む商人A
「信長様の城下町では、税金もなく、「座」もない!めちゃくちゃ商売しやすいんだって!」
ほかの街に住む商人B
「ほー!それは行ってみたいね!
でも関所があるからな〜。」
この当時、関所を通るだけでもお金がかかりました。
お金がかかるなら移動しないで、用事がなければずっと同じ場所で商売をして暮らしていくでしょう。
信長「もったいない!もっと外からいっぱい商人が来たら、もっと城下町がにぎやかになるのに!」
ということで、関所を廃止しました。
信長の狙い通り、
ほかの地域から商人がたくさんやってくるようになり、商売が繁盛して、城下町がにぎやかになりました!
【一言でいうと、、、】
城下町をもっと繁盛(にぎやかに)させるために、
「楽市・楽座」で商売をしやすくして、
「関所の廃止」で商人を外から入りやすくした。
このように「楽市・楽座」とセットで
「関所の廃止」も覚えておきましょう!
p.s 今回の歴史から学べること!?
『制限や規制をゆるくすることで、商売が盛り上がった』っていう歴史の良い例ですね!
少し似てるな〜って思ったのが、
仕事のやる気(モチベーション)に関わる話で、
自分の考えや工夫をどれだけ仕事に活かせるかという"裁量性"の話。
できるだけ上司、先輩は
部下、後輩の考えややり方を、自由にやらせてみてください!
『すべて上司に言われたとおりにやる』
というのは、楽だけど、楽しくはないかも…
もちろん、緩くしすぎて荒れることもあるからそこは気をつけてね!