【大人も必見?】『なぜ勉強するのか?』

 

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地域の子どもたちが集まる、いわゆる“町塾”で4年間、

講師として働いてきて、生徒からいちばん聞かれる質問がこれです。

 

『なんで勉強なんてするの?』

 

 

もちろん、勉強したくないから愚痴として言っているだけ。

そんな子もいるかもしれません。

 

ただ、どの時代でも、どの地域でも、どの年代の子でも
よく聞いてくる質問だと思います。

ぼく自身、何回も聞きました。

 

 

この質問に、ぼくが考えていることは、

 

『この質問に正しい答えはない』

 

『正しい答えは決まってないから、

 自分にしっくりくる正解をそれぞれが持つべき』

ではないかな。

 

 

 

よく親は『将来のために、勉強しなさい』と言う。

 

学校の先生は『自分のために、勉強しなさい』と教える。

 

塾では『良い点数を取って、自分の生きたい高校に行くため』と説得される。

 

島田紳助さんは『娘は将来の選択肢をふやすために勉強するらしい』と感動していた。

 

研究者は『新しい技術のため』、会社員は『資格習得による給料UPのため』

 

 

 

いろんな答えがあるから、子どもは迷うし、大人もどう教えればいいか迷う。

迷うのは仕方のないことだし、

むしろ答えが1つしかなかったら、その考え方に合わなかっただけで折れてしまう。

 

だから、『なぜ勉強するのか』という問いの

自分なりの正解はたくさん持っておいてほしいです。

 

 

 

ちなみに、ぼくの中の正解は、本から学びました。

この本はぼくが小学生の時に出会った本で、その話もまたいつかしたいな。

 

とにかくこの答えは、

塾講師としてではなく、1人の大人としての答え。

 

 

それは、

『自分を磨き、他の人の役に立つために、勉強という道具を使う』

 

 

・勉強は1つの道具にすぎない

 道具なのでナイフのように、正しい使い方をすれば、人の役に立つ。

 間違った使い方をすれば、人を傷つける。

 『正しく使えてるか?』たまにでいいから自分で問いかける。

 

・勉強という道具で、自分を磨く。

 勉強をして手に入るのは、知識だけではない。

 忍耐力、精神力、苦手なことに取り組む力、他人を思いやる性格、など

 考えたものはすべて手に入るし、考えていないものは身につかない。

 

・磨いた自分で、他人の役に立つ。

 『今勉強することによって、将来の自分の周りにいる人を助けられる』

 

 

 

正しい答えはないので、自分の考えに合うもの、

しっくりくるものが1つでもあったら嬉しいです。

 

 

【参照】

喜多川泰【2008】『手紙屋 蛍雪編 ~私の受験勉強を変えた十通の手紙~』

ディスカヴァートゥエンティワン。